一人暮らしをすると、今まで以上にお金のやりくりを考える必要があります。
親元にいる間は、自分のお金は身の回りのものだけに使っていればよかったのですが、一人になるとそうもいきません。
仕送りにしろ、給料にしろ、収入の中で、どうやって支出を抑えていけるか、計画的に暮らしていきましょう。
ひと月にいくら必要か把握しよう!
まず、固定費を算出します。
家賃や駐車場、通信費、光熱費、ある人は学費や交通費(学生の場合)など。
それに、食費の平均額を足していきます。
その合計を収入から引いた金額が、ひと月に自由に使える金額です。
この中から、交際費や被服代を出すことになります。
できれば、毎月少しずつでも貯金にまわせるようにしたいです。
もし収入より支出が上回ったり、ぎりぎりという場合は、家賃や通信費、学費は削れないとして、ほかになにを削れるか考えてみましょう。
電車を使えるなら、自動車を処分して駐車場代を浮かせます。
交通費は、近場であれば自転車通学を考えます。
食費は自炊するとか、賄いつきのアルバイトに切り替えるなど、抑えられる道を探ってみます。
光熱費も、省エネ生活をがんばってみてください。
生活費は月割りよりも週割りで考える
生活費をひと月のスパンで考えると、だいたい月末には足りなくなってしまうものです。
「まだ大丈夫」という心理的余裕のため、前半に多めに使いがちだからです。
そうならないために、予算を週ごとに区切っていきましょう。
収入から固定費を引いた額を、4等分にします。
2月以外は2〜3日余りが出ますが、がんばって最終週に組み込んでしまうか、別に予算をつけるか、前もって考えておきましょう。
お金をおろすのも、一週間に一回、週の予算だけおろし、それで一週間まかないます。
もし臨時の支出があって、どうしても足りないときは、その分だけおろし、次の週はその金額を引いた額だけおろします。
最初に予算を全部おろして、封筒などに分けておいてもいいですね。
また、食費を月3万円と決めたとすれば、一日の食費を1,000円以内に納めるように毎日気をつけます。
まとめ買いをしたり少し贅沢をして1,000円を超えた日は、次の日以降に切り詰めましょう。
安いお店をチェックしておこう!
スーパーやドラッグストアのセールをチェックし、なるべく安く買う工夫をしましょう。
便利だからとコンビニばかり利用していると、お金はどんどん飛んでいきます。
また、ポイントカードやスタンプを利用し、少しでもお得な買い物を心がけます。
レジ袋をもらわないとポイントを多めにくれるお店も多いので、マイバッグを持っていくのもいいですね。
自分のためにも、地球のためにもなり、一石二鳥です。
お金が足りなくなったら
もし赤字になったら、安易にお金を借りずにできることを探ってみましょう。
まずはアルバイトを始めたり増やしたり、社会人の場合は副業を始めたり、収入を増やす方法を考えます。
(公務員など副業が禁止されている人はできません)
そして、自分の持ち物で売れるものがないか見てみます。
オークションサイトでは、ゴミ同然と思っていた映画のチラシやショップ袋、昔のおもちゃなのどが高値で売買されています。
近所の公園で催されているフリーマーケットに参加してみるのもいいですね。
それでも足りないときは、職場で前借りができないか、親や兄弟に借りられないか、頼んでみます。
絶対に安易に消費者金融などの業者に借りるのはやめましょう。