荷造り・荷解きまですべて業者にお願いした場合の料金相場

いざ引っ越しとなると、当日までにやっておかなくてはいけないことが、山ほど出てきます。

各種移転の手続きから荷造りなど、やらなくてはいけないことが多く、数えることが億劫になるほどたくさんあります。

そして、新居に着くとまた、開梱や掃除など、これも嫌になるようなことが待ち構えています。

移転の手続き程度なら、それほど億劫ではないのですが、問題は荷造りと開梱です。特に、子供さんが小さくて手が離せないとか、急な転勤命令でまったく時間がないなどの事情があると、なおさらです。

では、荷造りと開梱をする間、子供さんを預けるなどと考えると、いったい何日間預けて料金はどのぐらいかかるのか、などと言う問題も起きます。

他にも、奥様が妊娠中で、しかも安定期に入っていないなどという事情もあるかも知れないですね。

こんな時に便利なのが、いわゆる「お任せパック」などのネーミングでやってくれる、荷造りから搬出・搬入、そして新居での開梱まで全部やってくれるフルサービスを利用することです。

しかし、ただでも引っ越しにはお金がかかりますから、このようなフルサービスを利用すると、通常の引っ越しよりもいったいどの程度料金が余計にかかるのか、と言う心配があります。

お任せパックの内容は?

基本的に各社共通している部分としては、荷造りと開梱はすべてスタッフさんがやってくれる、と言う部分です。

基本的に掛ける時間は、荷造りは当日に来てくれて、搬出が始まる時間までに終わらせる。開梱は、新居に到着した当日に全て終わらせることです。つまり、依頼者はほとんど何もしなくても良い、と言うことですね。

一人暮らしの女性の場合、荷物の搬出・搬入から荷造りも開梱も、すべて女性スタッフさんがやってくれる業者もあります。ただし、かなり重量の嵩む荷物の搬出・搬入に関しては安全を考慮して、男性のスタッフさんがやってくれるようです。

その他の部分は、各社少しずつの違いがあるようです。旧居と新居の簡単な掃除をしてくれる業者もあれば、掃除だけは依頼者がやると言う業者もあります。

また、お任せパックを依頼するとハウスクリーニングが低料金で頼めるなど、サービス内容はさまざまです。

どこまでがサービス内容に含まれているのか、と言うことは事前に必ずチェックしておかないと、当日トラブルになるケースも出てきますから、注意が必要ですね。

どんな業者でもこのサービスはあるの?

お任せパックのようなサービスは、大手の引っ越し業者だったらほとんど設定されています。

中小の業者で設定している会社は、あまりないようです。また、地域密着型の業者になると、交渉次第では別に便利屋のような業者を斡旋してくれたり、セットしてくれたりするケースもあるようです。

お任せパックを依頼するのでしたら、基本的には大手の引っ越し業者に依頼する方が、安心・安全だと言えます。

肝心の料金はどの程度かかるのだろう?

料金は基本的に各社共通で、「一人一日いくら」という条件で計算されます。つまり、荷物の量から作業時間を算出して、必要な人数を決定して、人数×一人当たりの一日単価が、パック料金になります。

この計算の仕方で、荷造りだけをお願いするとか、開梱だけをお願いすると言う「ハーフパック」的なコースもあります。

その一人当たりの料金ですが、これも各社まちまちです。ザックリと言ってしまうと、15000円がひとつの基準のようで、これよりも安い業者もあれば高い業者もあります。

もちろん、ただ安い、ただ高いだけではなく、サービス内容がある程度違うことも事実ですから、一度一括見積を使って確認した方が確実です。