油汚れを簡単に落とす方法

ギトギトの油汚れは、見るのも掃除するのもイヤですよね。
しつこくなかなか落ちてくれないし、手も汚れてしまうし。
そんな油汚れを簡単に落とす裏ワザを、ご紹介しましょう!

ギトギト油まみれといえば換気扇!

皆さんは換気扇を、どれくらいの頻度で掃除していますか?
年に1回、年末の大掃除のときに仕方なく、という人が多いのではないでしょうか。

1年分の油汚れは、結構な迫力ですよね。
特に揚げ物が多い家庭では、茶色く変色した油が滴ってきそうなくらいです。

この嫌われ者の油汚れを簡単に落とせる、身近なものがあるのです。
それはなんと灯油!

某人気作家が小説の中で、
ガソリンで換気扇を掃除する方法を紹介していたこともあり、
知っている人もいるのではないでしょうか。

その小説では、ガソリンがトリックを解く重要なアイテムになっているのですが、
一般家庭で気化しやすいガソリンを扱うのはとても危険です。

そこで灯油の出番です。

よく、油汚れは油で落とすのが極意、といわれますよね。
灯油は値段も高くないので、ぜひ一度試してみてください。

まずは換気扇を分解し、ギトギトの油汚れを、
使用済みの割り箸や、使わないポイントカードなどで削いでいきます。

そして灯油をつけた布でゴシゴシ磨きます。
溜まってこびりついているようでしたら、
灯油を染み込ませたキッチンペーパーを換気扇に巻き、一晩ほど置いておきます。

あまりにひどい汚れは、たらいなどで灯油に漬け込みます。
ふやけたら、タワシで擦るとすっかりきれいに!

掃除中は窓を開けて換気をし、くれぐれも火気に注意しましょう。
使い終わった灯油は、新聞紙やボロ布に染み込ませて捨てます。
絶対に排水口に流さないでください。

換気扇以外の油汚れは?

油汚れすべてに灯油は万能ですが、独特の臭いがきついのが難点です。

キッチンのカベやガス台周りにも使いたいところですが、
気分が悪くなることもあるので、やめておいたほうがいいでしょう。

食用油でも油汚れは落とせるのですが、
灯油に比べて粘性が高くて残りやすいのと、もったいないという欠点があります。

そんなときは、市販の油汚れ用の洗剤を使います。

これもひどい汚れのときは、
洗剤を染み込ませたキッチンペーパーを貼ってしばらく置いてから擦ると、きれいに落ちます。

もし油汚れがとりきれず、ヌメヌメが残っているようでしたら、重曹を使ってみましょう。

ヌメヌメするところにふりかけ、スポンジで拭き取ります。
重曹が油を吸収し、スッキリ落としてくれます。