時間帯による料金の違い

大家族の荷物量が多い引っ越しや上層階の階段作業の家族の引っ越しと、家族が少なく荷物も少量の引っ越しでは、かかる時間がまったく違います。引っ越し先が遠方だったり、荷物が多いなど丸1日かかるような引っ越しは、朝からの作業開始となり、転居先で全ての荷物を搬入し終えるのが夜になります。また、中には宵積みといってあえて二日がかりで引っ越しをするケースもあります。

しかしほとんどの引っ越しは、丸一日かからずに終わります。そのため、午前中からの数時間で作業が終わると、トラックが午後丸々空いてしまいます。引っ越し業者にとっては、トラックが稼働しないことには利益につながりません。そのため、もう1軒午後からの引っ越しを請け負います。

繁忙期には1日に3軒の引っ越しをこなすこともあります。同じ内容の引っ越しでも、時間帯により料金は違ってきますし、それぞれの時間帯にはメリット・デメリットがあります。自分の都合の良い時間帯は賢くチョイスし、なるべく安く引っ越しをするにはまずは各時間帯の引っ越しの特長を知らなければいけません。

午前便のメリット・デメリット

午前便は、朝一番の8時から9時ぐらいに作業員がトラックで現場に到着し、搬出作業を開始します。梱包おまかせプランを頼んだ場合は、前日に梱包することになります。

時間が読める、午後を有効に使える

午前便を使うメリットは、朝予定をした時間ピッタリに作業を開始できるので、当日の引っ越しの計画が立てやすいことにあります。

小さいお子さんのいる家庭なら、授乳や食事、お昼寝の時間など考えなければなりません。午前便なら、大幅に予定が狂うこともないので、生活パターンが崩れてぐずったり体調を悪くしたりすることもないでしょう。

朝から搬出して明るいうちに転居先に到着し、荷解きをして、まず子どもの居場所を作ってあげることができます。

単身の場合でも、前日までに荷物の梱包をしっかりしておけば、朝イチで搬出し、午後からはゆっくりと荷解きをして、明日から出勤や通学といういつも通りの生活が始められることが大きいです。

人気のある時間帯なので、どうしても高くなりがち

このように、午前便は、引っ越し当日にある程度の荷解きができ、早めに通常の生活が送りやすいというメリットがあります。

そのため人気があって予約が取りにくい傾向があるため、料金は他の時間帯に比べると高めの設定になっていることがデメリットです。

午後便のメリット・デメリット

午後便は、先に他の引っ越しの午前便の作業を済ませてからの作業開始となります。前の引っ越しが終わった時か、何時に始められそうか見通しが立った時点で、作業リーダーから連絡がくるので、直前まで時間が分からないということはありません。

ただし午後とはいっても、前の引っ越しに時間がかかった場合は、夕方になることもあります。

前日まで忙しかった人は、朝梱包できる

引っ越し当日まで、仕事の引き継ぎや送別会などで何かと忙しく、身の回りのことがほとんどできていない人は、早起きして頑張って梱包作業に専念するしかありません。

荷物が少ない人なら、午前中で荷造りは終わるでしょう。自力では無理そうな人はあらかじめ梱包をオプションで頼んでおきましょう。

また、午前中に近所の挨拶回りや、役所への手続き、旧居を少しでも掃除してきれいにしてから引き渡したい場合など、午前中を有効に使うことができます。

時間は前の人の引っ越し次第

午後便の作業開始時間は午前便の引っ越し作業がどの程度で終わるかにかかっています。前の人が荷物量の多い階段作業の引っ越しだったり、梱包が終わってなかったりしたらその分、どんどん時間が押してきます。

とはいえ、午後便はそういうリスクもあるからこそ午前便よりも平均で2〜3割程度安いので、午前中を自分の時間に充てたい人、引っ越し終了時間が何時になっても構わない人には、メリットの方が大きいです。

フリー便のメリット・デメリット

これは、午前便とも午後便とも違い、引っ越し時間の指定をせずに、当日の引っ越し業者の都合にまかせるというものです。

たとえば、直前になって午前便のお客さんがキャンセルした場合は、その空いた穴を埋めるため、朝からの作業になることもあるし、3軒目の引っ越しとなり、作業終了が深夜になってしまうかもしれないという、全く時間が読めないのがフリー便です。

夕方までに始まればラッキー

このフリー便に限っては、荷物量の多い人は避けたほうが良いとだけは言っておきます。そもそも荷物が多い人はフリー便を希望しても、引っ越し業者が丁重にお断りするでしょう。

ただ、あまりに遅くなるようなケースですと、他から既に引っ越しを終えたリーダークラスのベテランの社員が続々と集まり、あっという間に終わらせてくれた、という報告も多くあります。短時間で品質の良い引っ越しができるのならありがたい話です。

深夜作業になり、近所の目が気になることも

運悪く前の引っ越しが長引いて夜からのスタートとなり、作業が日付をまたいだ深夜に及ぶこともないとはいえません。

閑静な住宅街だと深夜の物音は思いのほか響いてしまいます。入居前にあらかじめ近隣には挨拶しておいた方がよいでしょう。

このようなこともあり、全く作業開始時間の予測が立てられないことから、どこの業者も価格は安く抑えてあります。

早朝・深夜便のメリット・デメリット

特殊な例ですが、通常のプランとは別に、依頼者のやむを得ない事情で早朝や深夜に引っ越しを引き受ける場合があります。

全部の業者が引き受けているわけではない

のっぴきならない事情で、その時間でないとどうしても動くことができない、引っ越すのを誰にも知られたくない、色々な事情を抱えた人の助けとなる業者も探せばあります。

割り増し料金がかかるのは覚悟

深夜、早朝にかかる割り増し料金が追加され、高額になることは仕方ありません。業者により、会社名が大きく書かれたトラックではなく、他のトラックを用意してくれるところもあります。

深夜早朝作業は搬出入時に近隣に迷惑がかかることも考慮しなければなりません。挨拶とお詫びの品もそれなりのものを用意したほうが無難でしょう。

宵積みのメリット・デメリット

宵積み、または夕積みは荷物量が多かったり、引っ越し先が遠方だったりして、1日で全てを終わらせるのが難しいために2日がかりの引っ越しとなる場合です。

日中はよその引っ越しをこなし、最後の便で荷物をトラックに積み込み、一旦会社に戻ってあとは翌日に残りの荷物を積み込んで出発します。

寝具や身の回りの物は置いて行くので、旧居で寝ることができます。

2日間で引っ越しを完結することができる

宵積みは二日がかりになる代わりに料金が安くなるだけでなく、梱包、開梱のオプションサービスを利用すれば、当日の朝から梱包に入り、宵積みで荷物を搬出し、翌朝一番で出発したら、到着して搬入と共に開梱を始めることができます。

ということは、引っ越し前日まで何もしていなくても、2日後には、転居先で何をする必要もなく普段の生活ができるというメリットがあります。

作業終了は、夜になるため、照明を外した後の暗がりで荷物の積み残しがないように気をつける必要があります。それと、一晩旧居で少し不自由な思いをすることがデメリットでしょうか。

引っ越しと一口に言っても、そこには単身、家族、転勤、新築、就職、進学など状況は様々です。一つとして同じ引っ越しはありません。

引っ越し業者で用意されている様々なプランを、自分の状況を踏まえ、無理のない範囲でお得に引っ越しができるよう、適切なプランを選ぶことが大切です。一括見積もりサイトなら条件を変えた様々なプランで見積もり額が出せるので、そこから検討してみてもよいでしょう。

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