ピアノなど大型楽器の引っ越しはどうすればいい?

ピアノは男女を問わず幅広く愛されている一番身近な楽器ではないでしょうか。小さい頃、音楽教室やピアノ教室に通った経験のある人も多いでしょう。

ピアノはとても高価な楽器ですが、良質な木で作られたものは、丁寧に扱い正しいメンテナンスをすれば一生ものといわれ、子から孫へと2世代3世代も使い続ける人もいますから、コスパ最強ですよね。

この大きく重い楽器を、引っ越しの際はどのように運んだらよいか、みてみましょう。

有料オプションサービスで可能

引っ越し業者が有料オプションサービスとしてピアノの運搬を引き受けていることが多いです。階段作業では1階ごとの割り増し料金を設定していたり、グランドピアノではメーカーの型番および全長のサイズで料金を設定している場合もあります。

転居先の搬入経路の確認や、クレーン作業の際の立地の確認などのため、下見が必要なこともあります。

引っ越し作業員が運ぶ

アップライトピアノがあるが、たまにしか弾かない、いつ調律したかも忘れた、オブジェと化している、それでも手放すのは惜しい。

そういう人は、引っ越し業者に有料オプションでお願いするのが早いです。9人乗り以上のエレベーターなら載せられますし、階段でも幅が90cmあり踊り場で回転できる広さがあれば、作業員2人で運べます。

下請け業者に任せる

引っ越し業者が直接ピアノの移動を行わず、提携しているピアノ運送業者に任せていることも多いです。オプション料金が見積もりに含まれていて一括払いで引っ越し業者に払うのか、別料金で支払う必要があるのか、確認しておきましょう。

また、引っ越し業者により取り扱いのないこともあるので、その場合は自分でピアノ運送業者を探して依頼することになります。

専門業者なら安心

ピアノ運送専門業者は、NTTの配布するタウンページか、インターネットで「ピアノ運送 ○○県」と検索して探すことができます。

そのような業者の中にはピアノに限らず、オーケストラで使うような大きな楽器や、マリンバやドラムのような打楽器を運んでくれる業者もあります。

いずれも、楽器の特性に合わせた適切な方法で運んでくれるので安心です。

特殊作業車完備

運搬には、荷台が昇降したり、小型クレーンのついたピアノなど重量物を運び入れるのに適した特殊作業車を使用するので、手運びで入れられなかった時に即その場で対応できます。

専用の養生資材

グランドピアノでも、長さに合わせた専用のキルティングなど、厚みのある楽器の保護を目的とした専用の養生資材を豊富に用意してあります。

プロならではの技術

ピアノの運送を毎日やっている専門業者ですから、色々なメーカーのピアノを、たくさんのお宅へ様々な方法で移動してきた実績があります。

グランドピアノなら脚を外し、本体を低音部側を下にして2〜3人で立てて運びます。この方法なら、アップライトピアノでは無理な幅が狭い場所でも、通行できるようになります。場合によってはアップライトピアノを分解をして運ぶこともあります。

楽器の深い知識

ピアノの内部構造を知っていれば、ピアノがどれだけ多くの部品で出来ている繊細な楽器かが分かります。運ぶ際にも、なるべく負担のかからないように移動する必要があります。

弦を張る強度も強く、それを外枠でうまく分散される造りになっているため、持ち上げる時にも、力をかけて良い場所、悪い場所があるのです。

弾き手側からしたら、そういう知識を持ち、色々な場面を経験した専門業者に任せるのは安心感がありますね。

設置場所や運ぶ経路の確認

できれば他の家財を搬入する前に、新居にはピアノを一番に入れてほしいものです。玄関から部屋までの移動経路には、他の家具など何もないほうが移動に支障がありません。

また、壁や床に防音材を設置する場合や、音の漏れ具合を聴きながら角度や場所を変更したり、時には設置する部屋を変えざるを得ないこともあるからです。

ピアノを搬入したらまず音を出して不具合がないかチェックをすると同時に、エアコンの風の当たり具合なども見ておきましょう。

階段の場合

アップライトピアノは肩縄を掛けて、2人がかりで運びます。踊り場が狭く切り返しができないような時は、窓からの吊り作業となります。グランドピアノでも長さにもよりますが、脚を外し立てて持ち上げて運べるものもあります。

エレベーターの場合

アップライトピアノでも家庭用のグランドピアノでも、目安としては9人乗りのエレベーターなら可能な場合がほとんどです。不安であれば、ピアノの上蓋を開け型番を調べ、業者に告げれば判断してくれるでしょう。

特殊作業が必要な場合

エレベーターも階段も無理、それどころか玄関から目的の部屋へも入りそうもないという時は、クレーンを使い、ピアノを吊り上げて窓からサッシを外して搬入することになります。

マンションの高層階の場合は、階数に応じた大型のクレーン車を用意することになります。築年数の浅い高層マンションなら荷物専用エレベーターや大きめのエレベーターが設置されている場合が多いです。

まとめ

アップライトピアノは、旧居でも新居でも、階段の上げ下ろしの必要もなく、玄関と設置する部屋までの移動がスムーズであれば、比較的簡単に運べます。

特殊作業の必要もなければ、引っ越し業者の荷台にきちんと養生をして固定して移動できれば、一番手間がかからず安く移動できるでしょう。

ただし、グランドピアノの場合は、専門業者に任せた方が安心できるのではないでしょうか。輸送途中に何かあった時に、異常にいち早く気付くことができますし、設置場所の最適な置き方、防音の工夫、必要資材の入手など、専門業者ならではの助言をしてもらえます。

ピアノ関係者とのつながりも多く、楽器店や、講師、調律師を紹介してくれることもあります。

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