近所に病院があるか確認しよう

引っ越し先で快適に生活していくためには、周辺の施設が充実しているかが重要です。
特に医療機関が充実していないと、自分や家族の体に何かあったときに困った状況に陥ってしまうかもしれません。
引っ越し先を選ぶ際には、医療機関がどの程度充実しているかを調べておきましょう。

必要な医療機関とは?

医療機関と言っても色々な種類があります。
そのすべてが揃っている地域というのは、なかなか少ないのではないでしょうか。
その中で、どの医療機関を優先的に考えるべきなのかは家族構成によって変わってきます。

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合に必要な医療機関は、内科や歯科などの一般的な病院。
それに加えて、耳鼻咽喉科や整形外科もあれば安心です。
一人暮らしの場合は、自分の健康状態や既往症に合わせて考えればいいだけなので、それほど深く考える必要はありません。

夫婦二人暮らしの場合

夫婦二人の場合でも、必ず必要なのは内科と歯科。
それに加えて、新婚夫婦の場合は産婦人科と小児科もチェックしておくべきです。
今は子供がいなくても、いずれ妊娠出産をする可能性があるので、先を見越して周囲をチェックしておきましょう。

また子供が巣立った後などの熟年夫婦の場合は、やはり総合病院をチェックしておくと便利です。
年齢とともに思いもよらぬ病魔に襲われることがあります。
入院するリスクも高くなるので、できるだけ近所に大きな病院があるところを選びましょう。

小さな子供がいる家庭の場合

小さな子供がいる家庭では、第一に小児科を探しておくべきです。
子供は病気になりやすく、病院を利用する回数も多くなります。
小児科が遠くにあると、子供を連れて通うのも大変になってしまうので、なるべく近くに小児科があるところを選びましょう。

また子供はいつも平日の昼間に体調が悪くなるわけではありません。
むしろ、夜間や休日に限って体調が悪くなることが多いのが多くの母親の悩みでもあります。
そんな時、近所に夜間休日診療をしてくれる施設があると便利です。
突然の病気にもすぐに対応できるような地域を選ぶようにしましょう。

老人がいる家庭の場合

老人がいる場合は、大きな病院が近くにあることが第一条件です。
年齢とともに色々な病気のリスクが高まります。
いつどんな病気になるかもわからないので、どのような病気になっても対応できるようにしておく必要があります。

また介護施設についてもチェックしておきましょう。
現在は介護なんて必要ないと思っていても、いずれは介護士の手を借りるときが来るかもしれません。
また老人ホームなどの施設を利用する可能性もあります。
あらゆる可能性も見越して、できるだけ介護施設も近くにあると便利です。

引越しの挨拶で情報ゲット

今どき、医療機関を探すときはインターネットが便利です。
でもインターネットの情報は、すべてが正確であるというわけではありません。
中には悪質な誹謗中傷や、病院のスタッフによる書き込みなどが行われ、どの情報を信じていいのかわからなかったりします。
でも医療機関のように健康にかかわる情報は、できるだけ正確なものを仕入れたいですよね。

そこでお勧めなのが、引越しの挨拶で病院情報をゲットしてしまうという方法です。
例えば小さな子供がいる家庭へは、「うちも同じくらいの年の子がいるんですが、どこの小児科を利用されてますか?」「このあたりに良い小児科はありますか?」とさりげなく聞いてみることで、病院の情報を簡単にゲットできます。
実際に利用している人の生の声ほどリアルな情報はありません。
病院の情報を正確に仕入れるために、ぜひこの方法を実践してみましょう。

またこの方法は近所とのコミュニケーションのきっかけにもなります。
引っ越す人が地域住民を気にするように、地域住民も同じように引っ越してきた人がどんな人か気になっています。
そこへこういった生活感のある質問をすることで、地域住民の警戒心もほぐれて仲良くなることができるのです。