今住んでいる住人がどんな人かチェック

新しい地域での新しい生活。
気にしなければならないのは交通機関や施設だけではありません。
実際に生活していくと一番重要なのは、近所の雰囲気や近隣住民との付き合い方。
引っ越し前にこれらの情報をしっかりと集めておくことも、安心して新生活を始めるポイントとなります。

近所の雰囲気を調べよう

人間は誰しも一人で生きているわけではありません。
生活していれば困ったことに直面することもあります。
そんな時、近所とのつながりがあれば心強いですよね。

また逆に生活していく中で、最もトラブルになりやすいのもご近所付き合いだったりします。
つまり生活していく中で、近所とのかかわり方はとても重要であるということです。

まずは不動産会社に聞いてみよう

引っ越し先の周りにどんな人が住んでいるのか、それはとても重要です。
例えば女性の一人暮らしを始めようとするとき、周りがすべて男性の一人暮らしとなると少し不安があります。
また周りに暴力団関係者やガラの悪い人が住んでいるのも気になります。

そこでまずは不動産会社の人に話を聞いてみましょう。
引っ越し先を紹介した不動産会社であれば、ある程度近所の住民についての情報を持っています。
近隣住民の年齢や性別、家族構成を聞くことが出きれば、ある程度の雰囲気を把握することができるはずです。

ただし不動産会社は物件を売る(貸す)ことが仕事なので、悪い情報は隠してしまう可能性もあります。
すべての話を鵜呑みにするのはやめておきましょう。

下見で雰囲気をつかむ

可能であれば引っ越し前に何度か下見を行うことがお勧め。
近隣をぶらっと歩くだけでも、近隣の雰囲気をつかむことができます。
また昼間だけでなく夕方や夜間、さらには平日と休日など、あらゆる角度から下見してみることで、より詳しい雰囲気を知ることができます。
下見の際に出会った住民に話しかけてみるのもお勧めです。

下見の時にチェックしたいポイントは以下の3つ。

  • 人通り
  • 子供の数
  • 街頭の数

昼間も夜間も人通りが少なくて、近隣住民も外に出ていない地域は、安全面で不安があります。
また昼間子供が外で元気よく遊んでいる地域は、比較的安全で良い地域と言われています。
街頭の数は夜間の安全性と関係してくるので、調べておくと安心です。

近隣の車をチェック

近隣住民の人柄を知りたいのであれば、車を見るのが一番です。
車を見るだけで、その人柄や家族構成などをある程度把握することができます。

たとえばファミリーカーが多ければ、子供のいる家庭が多いということになりますし、軽自動車やコンパクトカーが多ければ単身者が多い、高級車が多ければセレブが多いという具合に、何となく雰囲気をつかむことができるのです。

ゴミステーションをチェック

下見の際にゴミステーションをチェックすることで、近隣の雰囲気を知ることもできます。
例えばゴミステーションが綺麗に管理されている地域は比較的雰囲気の良い地域とされ、ゴミの日でもないのにごみが散乱している地域は、若干雰囲気の悪い地域が多いと言われています。

また最近ではゴミステーションではなく、自宅前にゴミを出す地域も増えています。
これはゴミ出しに関するトラブルを防ぐために行われている対策で、こういった地域もトラブルが少なく平和な地域と考えられます。

子供がどこで遊んでいるかをチェック

子供がいる家庭では、子供を遊ばせる場所があるかどうかを確認する必要があります。

最近では車にボールが当たってしまったり、窓ガラスを割ってしまった…など、子供が遊んでいてトラブルを起こしてしまうという案件が増えてきています。

トラブルが起こりやすいのは子供が遊ぶスペースが足りていない証拠。
こういったトラブルに巻き込まれないためにも、子供が伸び伸びと遊べているかなどを下見の際にチェックしてみましょう。

必ず1度は近隣の雰囲気を下見をしよう

引っ越しとともに始まる新生活。
新生活を安全かつ楽しいものにするために、細かいところまでチェックしておくのは必要です。

引っ越し前に下見を行うという人は多いですが、ついつい利便性や設備などにばかり気を取られてしまいます。
でも生活していくうえで本当に大切なのは近隣の雰囲気。
住んでから後悔してしまわないように、引っ越し前に必ず1度は近隣の雰囲気を下見しておきましょう。