引っ越しの際のリサイクルショップ活用術

引っ越し準備で荷造りを始めると、あらゆる場所から色々な物を発見します。何年も使っていない物や、捨てようと思っていた物、思い出があったり高価だったりと、何となく取っておいた物でも、引っ越しはお別れの決断を下すチャンスではないでしょうか。

でも、まだまだ使える物なのに回収料を払って捨ててしまうのはもったいない。捨てるためにお金を使うより、必要な人に使ってもらった方がいいですよね。自分では不要だと思った物に思わぬ高値がつくことだってあるんです。

不用品をリサイクルするなら

不用品が少ししかなく、店舗が近くにあるなら、自分で持ち込んだ方が、時間の自由がきくので便利です。ただし、査定額に納得がいかなければ、持ち帰って他の業者にあたって見なければなりません。

引っ越しで大量に不用品がある場合は、電話やネットで手続きをして、都合のいい日時に出張買取に来てもらうこともできますよ。

出張買取がラク

重い物を運ばないで済むし、車で何往復もしなくて済むので、大量に不用品がある時は手間がかかりません。事前に日時を予約して、当日はその場で査定をしてもらえ、金額に納得がいけば、即現金を渡してくれます。

査定が付かず0円の物でも、持って行ってくれる場合もあります。査定額に納得がいかなければ、不成立ということになりますが、出張料、査定料は無料とするところも多いです。ホームページなどで明確に分からない場合は、必ず事前に聞いてみましょう。

価値を上げる努力をしよう

当然ですが、くたびれたボロボロの物よりも、きれいな物の方が先に売れていきます。使用感のある物よりも、新品未使用の方が高値で買い取ってくれます。そこで、使用した物でも、新品で買った時の状態に近づける努力をすれば、相場より高く買い取ってくれるでしょう。

新品ならタグ付き、購入時の箱や中の緩衝剤、付属品や取扱説明書があれば有利です。衣類なら洗濯をして汚れを落とし、シワのないように。毛玉があれば取り除きましょう。ホコリをとったり磨いたり、キレイに見せる少しの努力が価値を上げるコツです。

過度な期待は禁物

いくら買った時の定価が高くても、自分が気に入って大事にしていた物でも、お客さんの需要が見込まれなければ、高い査定額で買い取ってはくれません。愛着のある物が世間的には無価値だったということも、よくある話です。高値を期待してガッカリすることのないようにしましょう。

悪徳業者に気をつけよう

中には高額買取を謳った、悪質な訪問営業をする業者も存在します。

  • 高額な引取り料を請求された。
  • 頼んでいない物まで持って行かれた。
  • 貴金属を見せるよう要求され、鑑定書を「偽物」と断定し安く買い取られた。

など、国民生活センターのサイトで様々な被害報告の事例を見ることができます。頼んでもいないのに、飛び込み営業をするような業者は疑ってかかるべきです。古物商許可証を見せられたところで、それが本物かどうかを見抜くことも難しいでしょう。

実店舗がある近くの業者か、ネットで取引の流れの説明と問い合わせの電話番号が明記されている、信用のおけそうな業者に、こちらから依頼しましょう。

思わぬ高値がつくことも!

自分では興味がなく価値のない物に思える物でも、興味がある人にとっては、喉から手が出るほどほしい場合があり、高い料金を払ってでも手に入れたいと思う人もいます。

気にも留めていなかった物がお宝商品に化ける場合もあります。鑑定団に査定してもらうつもりで利用してみても面白いかもしれません。

こんな物は専門店に

本やマンガは、一巻ずつバラバラに出すより、全巻そろっていたり、帯が付いていたり、初版本だと高値がつく傾向があります。車、スポーツ、音楽などの専門性の高い雑誌もよい値がつくことがあります。

古い家庭用ゲーム機器や、ゲームソフト、攻略本なども、レアな物や昔のヒット作などには高値がつくことがあります。今では入手不可能な楽器やデジタル機器なども、そう値崩れせず売買されていることもあります。

このようなコレクターや専門家が好むようなジャンルの物は、何でも扱うリサイクルショップよりも、そのジャンルだけを扱う専門店のほうが、総合リサイクルショップでは見逃されそうな価値のある物を高値で査定してくれます。

未使用品が眠っていませんか

今使っている物が古くなったら使おうと思っていた、何かのお返しでいただいた箱入りの肌掛け布団や毛布、タオルケット。ブランドの化粧箱入りタオル、普段使いにためらわれそうな高級な食器、引き出物の趣味の合わないティーカップセットなどが眠っていませんか?

いただき物でも気に入っていたらすぐ開封して使うはずです。新品のまま開けずに取っておいたような物は、この際買い取ってもらっていいのではないですか?

新品未開封、箱入りの贈答品は、売るコーナーを広く取っていることもあり、需要があるので高めに買い取ってくれるでしょう。

季節ものはシーズン前に

夏にスキー用品を買いに行く人や暖房器具を買いに行く人がいないように、物が売れるタイミングというものがあります。

シーズン前に買い取りに出すとこれからの需要が見込まれるので、通常よりもお得に買い取ってくれることが多い一方で、タイミングを逃すと二束三文で買いたたかれる場合もあります。

また、売り場が限られているのに季節外の物を並べておくのも無駄になるため、季節物の商品の買い取りは期間限定にしている業者もあります。

賞味期限の長いものなら食品も

業者により、食品を扱うお店もあります。スーパーのように、主婦が日常の買い物に訪れたりします。お中元やお歳暮でいただいた箱入りの食用油や、インスタントコーヒーの瓶詰、乾麺、缶詰など、一目で未開封と分かるもので、賞味期限がハッキリと記載されている食品を買い取ってくれる業者もあります。

同じ種類の物を立て続けにいただいて、賞味期限内に使い切れない場合などに利用できそうですね。

売るも買うも引っ越しシーズンは狙い目

年度が変わる3月、4月はリサイクルショップの品数がどっと増えます。ということは、引っ越し繁忙期に引っ越し予定のある人は、なるべく早くに買い取ってもらった方がいいでしょう。同じような品物が一気に入荷する時期は、買い取り相場も低くなってしまう傾向があるからです。

また、リサイクルショップは引っ越し時に不用品を買い取ってもらうだけではなく、引っ越した後に新居で必要な物を安く購入するにもおすすめです。処分する機会がなく、ついつい取っておいたチャイルドシートやベビーカー、ベビーバスなどの子ども用品も、お得に入手できる場合があります。

期間限定の引っ越しならお得

単身赴任や大学進学で一時的に一人暮らしをする場合など、期間限定で家具や家電をそろえたい時にはどうせ何年かしたらいらなくなる可能性が高いので、リサイクルショップを活用しましょう。

調理しようととりあえず家電を買いそろえても、結局あまり使わなかったというような、状態のいい物も探せば見つけることができるでしょう。

レア物、骨董的価値のある物、入手不可能な物

インターネットのオークションサイトで高値で取引されている物を、リサイクルショップで安く発見することだってあります。

特に引っ越しシーズンには希少価値のある物、骨とう品など、専門家でなければ価値が分からないような逸品が、どさくさに紛れて安く並べられていることもあるため、収集家は丹念に店を見て回ったりするようです。

自分の見る目に自信があり、運がよかったらとんでもないお宝に巡り会うかもしれません。
気になった物はその場ですぐ買わないと、後日来た時には、売れてなくなっている場合があります。もしくは、内金を入れて「売約済み」と取り置きしてくれるか聞いてみましょう。

まとめ

今まで現役で使っていた物をまだ使えるのにゴミとして処分するのは、何となく心が痛みませんか?しかも処分をするためにお金を払うのも釈然としませんよね。

しかし、引っ越しで使う予定のない物を新居に運ぶのも、引っ越し料金が余計にかかることになり、お金の無駄になってしまいます。処分しないと物はどんどんと溜まっていきます。引っ越しは断捨離ができるいいチャンスですよ。

捨てるのは最終手段にして、売れる物は少しでも高値で売って、時間の余裕があれば専門店別に、時間がなければ総合リサイクルショップで、一括して買い取ってもらう方法が、一番手っ取り早く便利ではないでしょうか。

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