使えるけど不要なものはヤフオクやメルカリで売ろう

引っ越しで家の中にあるものを見直してみると、まだ使えるけど仕舞いっぱなしで出番がないものや自分には必要ないものがあると思います。そんな不要品をヤフオクやメルカリを使ってお金に替えられれば引っ越しの荷物も減り、一石二鳥です。

今さら聞けない、ヤフオクとは?

自分にとって不用品でも、意外とそれを欲しがる誰かがいるものです。そんな不用品を売るのに最も簡単で手軽なサービス、ネットオークションの先駆者がヤフオクことヤフーオークションです。

ネットオークションとはインターネットを介して出品、入札、落札という競売を行うことです。一般家庭にあるような不用品でも、携帯のカメラを使って商品撮影して簡単な説明文を書けば取引ができます。

ヤフオクでは、自分の売りたいものの価格を設定すると、購入したいと思った人が落札価格を競い合って最終的に一番高く値をつけた人が購入できる、というオークション形式での取引ができます。

最低落札価格や出品データのオプションをつけるとそれぞれ料金が加算されます。出品したものが落札された場合は送料負担の所在や価格によって利用料が価格の8.64%または54円かかります。

出品するには

まずヤフープレミアム会員(月額498円/税込)に入会が必要です。出品料は基本的に無料ですが、車やバイクを出品する場合は手数料がかかります。

ここではいらなくなったCDを売る、という設定で流れを説明します。まず出品するものが決まったら、利用登録(氏名、住所、電話、口座など)をします。

  1. カテゴリ「音楽/CD」を選択
  2. 商品情報を入力
  3. 「タイトル」「説明 何年発売、アーティスト名、曲目、商品の状態(新品、多少傷ありなど)、おすすめポイントなど」を入力します。
    商品写真はスマホで撮ったものなどでも大丈夫なので必ず入れましょう。

  4. オークションか定額か、定額の場合値下げ交渉可能にするかを選択
  5. 値下げ交渉では、入札者側のこの値段なら買いたいという提示に対して「受ける」「ここまでなら下げる」「断る」という形で返答していき、値下げ合意に達した場合はその価格で落札されます

  6. 価格を設定
  7. オークションの場合は開始価格を決めますが、他に同じものが出品されている場合は、その値段を参考にしましょう。
    即決価格を設定すると終了時間前でも自動的に落札されます。

  8. オークション終了日を設定
  9. 送料の負担者を設定、配送方法と配送料を入力
  10. 送料は落札後に連絡することもできます。
    CDの場合は郵送で送るのが一番送料は安く、送料は出品者負担にした方が買う方にはありがたいですね。

    送るものの大きさや重さによって配送方法は多種あるので、一番安く送れる方法を探しましょう。
    また、輸送中の事故が心配なら補償ありの配送方法もあります。

  11. 決済方法を選択
  12. (Yahoo!かんたん決済、銀行振込、クレジットカード、コンビニ支払いなど)

  13. 商品の状態を中古、新品、その他から選択する
  14. 返品可否を選択する

以上がヤフオク出品の流れです。オークション形式なので期間が設定されていて、その中で落札されるまでの価格が上がっていくという楽しみもありますが、一つ出品するのにかなりの決定事項があるので面倒といえば面倒です。

商品が売れた場合は落札者に連絡をし、ここで初めて届け先がわかります。送料を後から連絡する方法を選択していた場合は、落札者に送料を連絡します。

送料無料や送料自分負担にした場合は、落札者の支払い確認連絡後に入金確認をし、商品を発送します。

このように買ってくれた人とやりとりをして代金と商品の受け渡しを行うところが少し難しそうに感じるかもしれませんが、要は売れたら入金確認後、送付をするだけです。商品が無事に相手に届き、受け取り連絡がきたら最後に落札者を評価して取引終了です。

出品代行もあり

商品の写真撮影や諸々の手続きが面倒だ、という方には出品代行サービスもあります。宅配キットで売りたいものを送って業者がヤフオクに出品、商品が売れたら落札代金の10%〜の代金を支払って残りの売上金は自分の手元に入る、という流れです。

ヤフオクではこんなものまで売れる!

アンティーク、車、仏壇などは自分では予想もできない価格がつくこともあります。オークションの醍醐味ですね。

ペット(魚類など)も引っ越し先に連れていけないこともあるかもしれません。可愛がってくれる人に譲れるならばそれに越したことはありません。ただし、哺乳類、鳥類、爬虫類は出品禁止です。

話題のフリマアプリ、メルカリとは

メルカリは出品料無料、300円から出品可能という低価格設定で、文字通り自由に安く売り買いできるというフリマ感覚です。フリーマーケットでは値段交渉も大いに行われますが、メルカリでもかなり安いものも値引き交渉されることがあります。もちろん断るのも自由です。

出品したものが売れた場合のみ10%の手数料をメルカリに支払います。どんなものでも出品できるという点ではヤフオクと共通していますが、こちらは単価が低めのファッショングッズや流行やシーズンに合わせたものが売れやすい傾向にあります。

出品の流れはシンプルで、あらかじめ出品者が決めた発送までの日数を守らないと購入キャンセルができること、売上金は直接購入者とのやりとりはなく、メルカリ事務局で管理され手数料を差し引いた額を好きなタイミングで振込申請するという形式(支払いは口座振込のみ)という点がヤフオクと違うところです。

メルカリではこんなものがよく売れる

メルカリでは流行やシーズンにあったものがより売れるという傾向にあります。

すぐにサイズが合わなくなるのでニーズも出品数も多い子供服、ハンドメイドやハンドメイド資材、若者向けのファッショングッズ、モバイル関連のグッズ(携帯ケースや充電用コード)など、流行に敏感な人ならば、今売れるものがわかるはずです。

2つのサービスを使い分けるなら

単価の低いもの、もともとセットのものを小分けに売るならメルカリがおすすめです。インテリア雑貨なども流行のものならばメルカリに出品すれば好きな人が買ってくれる可能性が高いです。

価値がわからないが高く売れるかもしれないものはヤフオクで出品した方が思わぬ高額がつくことも。例えば、スポーツ選手のプレミアムグッズやマニアの多いスポーツ品や記念品類などはヤフオクがおすすめです。

話題のダイエットサプリの未開封のものなども高値がつくかもしれないのでヤフオクの方が良いでしょう。

ヤフオク向き メルカリ向き
プレミアムグッズ 単価が安いもの300円〜
骨董的価値のありそうなもの 使用済みのものでも売りやすい(化粧品やスマホグッズ)
年代物(古い漫画の初版や昔の食玩) 古いゲームソフト
珍しい観葉植物 20代から30代向けの流行のファッショングッズ
ショップ袋やブランドの箱など アニメやディズニーのキャラクターグッズ
タレントグッズ  
新聞の切り抜き  

ヤフオクやメルカリで売ることのメリットまとめ

以上2つのサービスでは多少の手間をかければ捨てようと思っていたものがお金に替わる、というメリットがあります。また、自分の家に眠っていたものがどこか遠くに住んでいる誰かに使ってもらえるという喜びもあります。

一つひとつの価格が低くても、数が売れれば数万円の収入になることもあります。手間と時間をかけられるなら、不用品をお金に変えてみませんか?